皆様こんにちは!

梅雨の時期、毎日、傘が手放せませんね。そして梅雨が明けるといよいよ夏本番。海水浴や花火大会、夏祭りなど楽しいイベントが続きます。

日本では、暑い夏を乗り切るため、土用の丑の日に鰻を食べる習慣があります。その歴史は古く、7世紀から8世紀にかけて編纂された万葉集に詠まれているほど。

石麻呂に 吾れもの申す 夏痩せに よしといふものぞ 鰻とりめせ

大伴家持が、石麻呂という痩せている人物に向かって、夏痩せによいと言われる鰻を食べるよう勧めている歌です。万葉集と言えば、新元号「令和」の出典としても注目を集めていますね。

「土用」とは、立夏、立秋、立冬、立春直前の、年に4回ある季節の変わり目の時期を表す言葉です。丑の日の「丑」は十二支の丑です。日本では、1年毎に十二支(干支)が決まっていますが、日にちにも十二支が当てられており、土用の丑の日とは、土用の期間中に訪れる丑の日を指します。

土用の丑の日は毎年変わります。2019年夏の土用の丑の日は7月27日です。

鰻は、ミネラルやビタミンなど体に必要な栄養素が豊富で、夏バテ解消の疲労回復効果もあります。体調を崩しやすい季節の変わり目に、精のつくものを食べて、体力を回復しようという先人の知恵ですね。今年の夏も暑くなるようです。土用の丑の日に鰻を食べて、暑い夏を乗り切りましょう。

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