皆様こんにちは!お正月はいかがお過ごしでしたか。2020年オリンピックイヤーがとうとう始まりましたね。

今回は、東急世田谷線の上町をご紹介します。東急世田谷線は、三軒茶屋駅と下高井戸駅を結ぶ東京では数少ない路面電車です。三軒茶屋駅で東急田園都市線と接続しており、上町駅は、三軒茶屋駅から7分、世田谷線の中間に位置しています。

上町駅から徒歩5分ほどのボロ市通りでは、毎年12月(15日と16日)と1月(15日と16日)にボロ市が開催されます。当時の小田原城主、北条氏政が1578年に世田谷新宿に開いた楽市が、世田谷のボロ市の始まりです。古着やボロ布が多く取り扱われるようになった明治の頃にボロ市と呼ばれるようになったそうです。400年以上の歴史があるボロ市は、1日に20万人の人出があると言われます。名物の代官餅には毎年長い行列ができ、4~5時間並ぶこともありますが、つきたてのお餅は絶品です。

ボロ市通り沿いにある世田谷代官屋敷は国の重要文化財に指定されています。代官屋敷の敷地内にある世田谷区立郷土資料館は、50年以上前に開館した都内最古の公立地域博物館で、旧石器時代の石器をはじめ様々な展示を無料で楽しめます。毎年夏には、世田谷代官屋敷周辺で、せたがやホタル祭りとサギ草市が開かれ、夜には、ホタル観賞や盆踊りを楽しむことができます。

上町駅の北側には、木が生い茂った自然豊かな世田谷城址公園があります。ここは、室町時代に世田谷城があった場所で、世田谷区唯一の歴史公園です。隣接する豪徳寺は、招き猫発祥の地とも言われ、1000体以上の招き猫がお出迎えしてくれます。

ボロ市の歴史があるからでしょうか、上町には古着屋も多くあります。おしゃれなカフェも点在しているので、街歩きも楽しめます。レトロな世田谷線に乗って、ぜひお出かけしてみてください。

代官屋敷.jpeg ボロ市.jpeg 豪徳寺招き猫.jpg

世田谷のボロ市

世田谷線


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